第二十六輯
多様化・複雑化する社会の中で人権文化を根付かせるために~令和5年度 人権に関する県民意識調査から考える~ 元関西学院大学教育学部教授 五百住 満
「私たちにできること」 ―NPO法人性暴力被害者支援センター・ひょうごの10年を振り返って― 県立尼崎総合医療センター 産婦人科部長 田口 奈緒
【実践ノート】「ありのままのあなたを受け入れます」自立援助ホーム 若葉 施設長 川西 悦子
多様化・複雑化する社会の中で人権文化を根付かせるために~令和5年度 人権に関する県民意識調査から考える~ 元関西学院大学教育学部教授 五百住 満
「私たちにできること」 ―NPO法人性暴力被害者支援センター・ひょうごの10年を振り返って― 県立尼崎総合医療センター 産婦人科部長 田口 奈緒
【実践ノート】「ありのままのあなたを受け入れます」自立援助ホーム 若葉 施設長 川西 悦子
犯罪被害者等の人権ー被害回復のサポートはどうあるべきかー 武庫川女子大学 准教授 大岡 由佳
アンコンシャス・バイアスとは? 京都産業大学 教授 伊藤 公雄
【実践ノート】「インターネットの現状と課題」~尼崎市インターネット差別書込みモニタリング事業の取り組みから~ 公益社団法人尼崎人権啓発協会 三澤 雅俊
刊行にあたって
インターネット上の誹謗中傷対策の現状と展望 プロバイダ責任制限法改正を中心に 京都大学大学院法学研究科 教授 曽我部 真裕 性の多様性の理解―学びとその解体に向けて 広島修道大学人文学部 教授 河口 和也 ジェンダーギャップ是正で「誰も取り残さない社会」を ジャーナリスト・相模女子大学大学院 特任教授 白河 桃子 【実践ノート】自尊感情の高揚を目指して~神出学園の取組~ 兵庫県立神出学園 校長 宮脇 智子 あとがき 研究推進委員長及び執筆者紹介(論文掲載順)
記念誌ため、必要な方は協会まで
今日的な人権課題への取組
研究紀要のテーマ一覧は、次のリンクをご覧ください。
第16輯以降の研究紀要は、該当ページにPDFファイルを掲載しています。
研究紀要第二十一輯は、こちらからご覧になれます(画像をクリック)。
研究紀要第二十輯は、こちらからご覧になれます(画像をクリック)。
研究紀要第十九輯は、こちらからご覧になれます。
研究紀要第十八輯は、こちらからご覧になれます。
研究紀要第十五輯
無縁社会を考える
◇子育ての社会化と子育て支援
勝木洋子
はじめに
第1章 子ども・子育てに関する法制度と改革
第1節 エンゼルプランから子育て支援法
第2節 兵庫県の施策と取組
第2章 子ども・子育てをとりまく現状
第1節 合計特殊出生率
第2節 誰が子どもを育てるのか
第1項 女性の社会進出と子育て
第2項 就労女性とワークライフバランス
第3節 女性の貧困、DV被害者と子育て
第1項 シングルマザーの貧困
第2項 貧困の背景
第3章 孤立する育児とSNS
第1節 つながりを求めて-就労と子育て
第2節 つながりを求めて-子育て支援センター利用者と保育所利用者
第3節 あふれる情報
第4章 支援者の理解と促し、地域、保護者との連携
第1節 三歳児神話・母性神話を乗り越えて-ロールモデルの必要性
第3節 父親の育児権-ワークライフバランスと豊かな生活
おわりに
◇共生社会を妨げる要因と新たな手法
―孤立する高齢者の現状と自助共助を基盤とした新しい地域コミュニティづくり―
神崎初美
はじめに
第1章 高齢化と健康問題
第2章 災害による影響と健康課題
第3章 自治体が行う被災地域住民への健康支援
第4章 看護職が行う「まちの保健室」による健康支援と住民の健康状態の実態
第5章 災害に強いまち作りを通しての新たな自助共助に関する方策
(1) 災害支援に強い看護職の育成
(2) 災害に強い個人とまち作り
A 環境危険認知要素
B 防災準備力要素
C 生き残り能力要素
D 被害予測能力要素
E 地域コミュニティ要素
◇生活困窮者支援の新たな体系と脱ホームレス支援との協働
―新たなセーフティネットに無縁な人を生まないために―
水内俊雄
はじめに
1-1 ホームレス支援の流れの特徴
1-2 ホームレス支援の政策
第1章 ホ-ムレス支援の系譜
第2章 ホ-ムレス支援の担い手
第1節 NPO系列のホ-ムレス支援団体の分布とその特質
第2節 NPO系列のホームレス団体のプロファイル
第3節 公設民営中心のホームレス支援センターの運営主体
第4節 ホームレス支援対策予算の推移とその特徴
第3章 ホームレス支援から生活困窮者支援への施策の整備
第1節 ホームレス施策対象者の量感の推計
第2節 広義のホームレス関連施策の展開
第4章 新法に基づく生活困窮者自立支援施策の十全な稼働をめざして
第1節 新法に対するいくつかの懸念材料
第2節 懸念材料の数値的な検討
第5章 特措法と新法のすみわけの可能性
第1節 新法、特措法、生活保護法で屋上屋を重ねないために
第2節 中間ハウジング問題について
第3節 施策の方向性
◇脱・孤立の処方箋
―地域福祉のアプローチ―
松端克文
はじめに
第1章 地域福祉の捉え方-地域福祉の射程と実践-
第2章 地域はあてにできるのか?-地域コミュニティの希薄化-
第3章 脱・孤立の処方箋-地域福祉のアプローチ-
第1節 居住地を拠り所とした「共(=私たち)」の再構築
第2節 「地域人」による「関与共働体」としての地域
第3節 自治を実践する場としての地域
第4章 地域住民の参画と協働による地域福祉実践の実例
-大阪府岬町の福祉共育とサロン活動
おわりに
研究紀要第十四輯
共生社会実現への方策(3)
◇これからの人権啓発
一人権文化息づくコミュニティづくりの主体を育てる啓発活動一
中川 喜代子
第1章 人権とは?
第1節 人権は普遍的な概念である
第2節 人権の普遍性を学ぶアクティビティ:
一Needs & Wants(必要なものと欲しいもの)一
第2章 同和問題は解決したか?
第1節 同和問題とは?
第2節 同和問題をめぐる偏見と差別
第3章 バブル崩壊後の日本社会の変貌と
人権文化が息づくコミュニティづくりへの課題
第1節 バブル崩壊後の日本社会の変貌
第2節 基礎的集団としての家族の変貌
第3節 阪神大震災で証明された<ご近所の底力>
─阪神間3地区の取り組み─
第4節 家族に代わる共同体を求めて
一パリから始まった「隣人祭り」一
第4章 これからの人権啓発の課題
一“人権文化息づくコミュニティづくり”の主体を育てる啓発活動一
第1節 コミュニティとは?
第2節 “人権文化が息づくコミュニティづくり”の拠点としての隣保館の役割
第3節 今後における人権啓発の課題:何のために人権啓発をするのか?
【付論】 “人権文化息づくコミュニティづくり”の“仕掛け人”に相応しい
知識・技能・態度の修得をめざす人権学習・人権啓発
◇組織的公正の観点からみたダイバーシティ・マネジメント
-男女共同参画の新しい視点-
三崎秀央
はじめに
第1章 ダイバーシティ・マネジメントの誕生
第1節 ダイバーシティ・マネジメントの意味
第2節 多様性の歴史
第3節 ダイバーシティ・マネジメントの誕生
第2章 ダイバーシティ・マネジメントの特徴
第1節 ダイバーシティについて
第2節 ダイバーシティ・マネジメントと競争優位
第3節 ダイバーシティ・マネジメントの内容
第3章 組織的公正の理論
第1節 組織的公正の理論への注目
第2節 組織的公正の概念
第3節 組織的公正の実現
第4節 戦略と組織的公正
第4章 事例紹介
第1節 日本P&Gのケース
第2節 エス・アイのケース
おわりに
◇ネットコミュニケーションをめぐる人権の今日的問題とメディア・リテラシー
岡田朋之
はじめに
第1章 インターネットと人権問題の位相の変化
第1節 意識調査から見たインターネットに関する人権問題
第2節 人権侵害に関する問題への関心における変化
第2章 インターネット上の人権侵害の問題の現在とその対応について
第1節 いわゆる「有害情報」について
第2節 個人のプライバシー保護の問題
第3節 ソーシャルメディアの普及にともなう新たな問題
第3章 インターネットにおける人権侵害への対応
第1節 青少年の保護とメディア・リテラシー、
および大人への啓発促進への方策
第2節 参加型実践におけるゲーム形式の活用
第4章 まとめと課題
◇犯罪被害者と被害者支援から学ぶ共生社会
本多 修
はじめに
第1章 犯罪被害者等基本法の精神
第1節 犯罪被害者給付制度発足10周年記念シンポジウムから
第2節 全国犯罪被害者の会(あすの会)に結集した被害者
第3節 犯罪被害者等基本法と基本計画
第4節 第2次基本計画に書かれていること
第5節 学校教育は、犯罪を防ぎ犯罪被害者を支援する教育をすべき
第2章 犯罪被害者の闘いを支えたもの
第1節 犯罪被害者遺族の苦悩と支援
1.愛する人の死の現実を受け入れられない苦悩から始まる
2. 裁判にかける被害者の思い
第3章 ひょうご被害者支援センターによる支援
第1節 ひょうご被害者支援センターの設立10周年
第2節 ひょうご被害者支援センターの働きと直接支援活動
第4章 今後の課題
第1節 精神的被害を少なくするために
第3節 民間被害者支援団体の可能性と支援者の学び