協会作成資料
研究紀要第七輯
一 人権課題の研究
- 児童虐待の未然防止
- 子育ての楽しさを共有するために - - 障害者の社会参加を促進する就労支援施策
- 情報化社会における日米プライバシー制度比較
- 先端的医療技術の臨床応用の際の虚偽情報の提供等と患者の人権侵害に関する一考察
- 日本の人権の歴史 ハンセン病隔離政策と学校教育
- 新良田教室であったこと -
二 研究レポート
- 人権啓発の課題と今後の取組
● 児童虐待の未然防止 -子育ての楽しさを共有するために-
名須川 知子 戸田 潔子
- はじめに -子どもをめぐる状況
- 第1章 保育園の在園児における子育て支援
- 第1節 在園児の保護者に対する取り組み
- 第2節 取り組みをとおしての子どもの育ちと親の状況
- 第2章 地域の未就園児の保護者に対する取り組み
- 第1節 地域社会における子育て支援
- 第2節 地域子育ての中での子どもと親の育ちの状況
- おわりに
● 障害者の社会参加を促進する就労支援施策
中川 芳美
- はじめに
- 第1章 障害者雇用施策の歴史的変遷
- 第1節 日本における障害者雇用施策
- 第2節 兵庫県における障害者雇用施策
- 第2章 障害者と就労
- 第1節 障害者数と雇用率
- 第2節 就労の形態
- 第3節 個別移行支援計画 ~よりよい就労支援ネットワークの構築へ~
- 第4節 障害者就業・生活支援センターについて
- 第3章 事例に関する調査結果
- 第1節 障害者就業・生活支援センター①について
- 第2節 障害者就労・生活支援センター②について
- 3節 障害者の就労事例
- 第4章 障害者の就労と地域での啓発
- 第1節 事例の総合考察 ~障害者の就労支援における人権保障~
- 第2節 地域での啓発活動 ~就労と生活の両面から~
- おわりに
● 情報化社会における日米プライバシー制度比較
辻 雄一郎
- はじめに
- 第1章 個人情報保護法の基本理念の誤解
- 第1節 日米比較の意義
- 高度情報化社会の特徴
- 第1節 日米比較の意義
- 第2章 米国におけるデータベースの保護
- 第1節 フェイスト判決「創造性は保護されるが、データベースは保護されない。」
- 第2節 フェイスト判決は現代に妥当しないか?
- 第3節 本当に何時までもフェイスト判決に従っていると何時までもデータベースに対する労力は保護されないか?情報の公共財的性質
- 第4節 データベースを所有権として構成するアプローチの欠陥
- 第5節 データベースを財産権として理解することへの批判 過剰な保護への批判
- 第6節 憲法はデータベースの保護に対して何を述べているか?
- 第7節 データベース・プライバシーの議論は国家統治制度の中で理解されるべきである
- 第8節 日本での議論 知的財産戦略本部
- 第3章 個人情報保護法とデータベースの理解
- 第1節 データベースの憲法学における説明の不十分さ
- 第2節 データベースと個人情報保護法
- 第3節 データベースとプライバシーという文言について
- 第4節 日本国憲法でも財産的構成は必要か?
- 第5節 DRMデジタル・ライト・マネージメント
- 第6節 データベースと個人情報保護法
- 第4章 サイバースペース上の犯罪情報や匿名言論
- 第1節 匿名言論
- 第2節 高度情報化時代の発信者情報開示
- 第3節 DRMと起草者意思
- 第5章 性犯罪者情報
- 第1節 メーガン法 概要
- 第2節 コネチカット及びアラスカ本判決の意義
- 第3節 「逆転」判決
- おわりに
● 先端的医療技術の臨床応用の際の虚偽情報の提供等と患者の人権侵害に関する一考察
粟屋 剛
- はじめに
- 第1章 人権とは何か
- 第2章 虚偽情報の提供等の類型
- 第3章 虚偽情報の提供等の具体的ケース
- 第1節 熊本大学医学部附属病院事件
- 第2節 金沢大学医学部附属病院事件
- 第3節 愛知県がんセンター事件
- 第4節 筑波大学附属病院事件
- 第5節 慈恵会医科大学青戸病院事件
- 第6節 東京医科大学病院事件
- 第4章 虚偽情報の提供等は人権侵害か
- おわりに
● ハンセン病隔離政策と学校教育
-新良田教室であったこと-
山田 栄
- はじめに -視点
- 第1章 ハンセン病と隔離政策
- 第1節 隔離政策の展開
- 第2節 隔離政策のもたらしたもの
- 第2章 隔離政策と教育
- 第1節 隔離政策のほころび
- 第2節 療養所と教育
- 第3章 新良田教室であったこと
- 第1節 新良田教室の位相
- 第2節 聞き取り -検証
- おわりに
人権啓発の課題と今後の取組
(財)兵庫県人権啓発協会人権研究専門委員会
- 研究レポートのねらい
- 1 明石市における人権啓発活動の取組
- 2 男女共同参画社会の実現に向けた取組
-男女がともに自分らしくいきいきと生きる社会をめざして- - 3 児童虐待の現状と課題
- 4 人権の観点からみる現代家族の課題とあり方
- 5 当事者が地域で自分らしく生きる権利
- 6 子ども多文化共生教育の推進
-自己実現への支援と共生の心の育成- - 7 兵庫県における人権啓発の現状と今後の取り組み