協会作成資料
研究紀要第十四輯
共生社会実現への方策(3)
◇これからの人権啓発
一人権文化息づくコミュニティづくりの主体を育てる啓発活動一
中川 喜代子
第1章 人権とは?
第1節 人権は普遍的な概念である
第2節 人権の普遍性を学ぶアクティビティ:
一Needs & Wants(必要なものと欲しいもの)一
第2章 同和問題は解決したか?
第1節 同和問題とは?
第2節 同和問題をめぐる偏見と差別
第3章 バブル崩壊後の日本社会の変貌と
人権文化が息づくコミュニティづくりへの課題
第1節 バブル崩壊後の日本社会の変貌
第2節 基礎的集団としての家族の変貌
第3節 阪神大震災で証明された<ご近所の底力>
─阪神間3地区の取り組み─
第4節 家族に代わる共同体を求めて
一パリから始まった「隣人祭り」一
第4章 これからの人権啓発の課題
一“人権文化息づくコミュニティづくり”の主体を育てる啓発活動一
第1節 コミュニティとは?
第2節 “人権文化が息づくコミュニティづくり”の拠点としての隣保館の役割
第3節 今後における人権啓発の課題:何のために人権啓発をするのか?
【付論】 “人権文化息づくコミュニティづくり”の“仕掛け人”に相応しい
知識・技能・態度の修得をめざす人権学習・人権啓発
◇組織的公正の観点からみたダイバーシティ・マネジメント
-男女共同参画の新しい視点-
三崎秀央
はじめに
第1章 ダイバーシティ・マネジメントの誕生
第1節 ダイバーシティ・マネジメントの意味
第2節 多様性の歴史
- 1. 同化アプローチ
- 2. 法的アプローチ
- 3. 多様性尊重アプローチ
第3節 ダイバーシティ・マネジメントの誕生
第2章 ダイバーシティ・マネジメントの特徴
第1節 ダイバーシティについて
第2節 ダイバーシティ・マネジメントと競争優位
第3節 ダイバーシティ・マネジメントの内容
第3章 組織的公正の理論
第1節 組織的公正の理論への注目
第2節 組織的公正の概念
第3節 組織的公正の実現
第4節 戦略と組織的公正
第4章 事例紹介
第1節 日本P&Gのケース
- 1. 日本P&Gの概要
- 2. P&Gの戦略的取組
第2節 エス・アイのケース
- 1. エス・アイの概要
- 2. エス・アイの戦略的取組
おわりに
◇ネットコミュニケーションをめぐる人権の今日的問題とメディア・リテラシー
岡田朋之
はじめに
第1章 インターネットと人権問題の位相の変化
第1節 意識調査から見たインターネットに関する人権問題
第2節 人権侵害に関する問題への関心における変化
第2章 インターネット上の人権侵害の問題の現在とその対応について
第1節 いわゆる「有害情報」について
第2節 個人のプライバシー保護の問題
第3節 ソーシャルメディアの普及にともなう新たな問題
- 1. ソーシャルメディアをめぐる新たな問題
- 2. 「ソーシャルメディア・ハラスメント」
第3章 インターネットにおける人権侵害への対応
第1節 青少年の保護とメディア・リテラシー、
および大人への啓発促進への方策
第2節 参加型実践におけるゲーム形式の活用
第4章 まとめと課題
◇犯罪被害者と被害者支援から学ぶ共生社会
本多 修
はじめに
第1章 犯罪被害者等基本法の精神
第1節 犯罪被害者給付制度発足10周年記念シンポジウムから
第2節 全国犯罪被害者の会(あすの会)に結集した被害者
- 1. 兵庫県の犯罪被害者遺族の高松由美子さん
- 2. 全国犯罪被害者の会の会長となる弁護士の岡村さん
- 3. 光市母子殺害事件の被害者遺族の本村洋さん
第3節 犯罪被害者等基本法と基本計画
- 1. 犯罪被害者等基本法に明記されたこと
- 2. 犯罪被害者等基本計画とその改訂
第4節 第2次基本計画に書かれていること
第5節 学校教育は、犯罪を防ぎ犯罪被害者を支援する教育をすべき
第2章 犯罪被害者の闘いを支えたもの
第1節 犯罪被害者遺族の苦悩と支援
1.愛する人の死の現実を受け入れられない苦悩から始まる
2. 裁判にかける被害者の思い
第3章 ひょうご被害者支援センターによる支援
第1節 ひょうご被害者支援センターの設立10周年
第2節 ひょうご被害者支援センターの働きと直接支援活動
第4章 今後の課題
第1節 精神的被害を少なくするために
第3節 民間被害者支援団体の可能性と支援者の学び